ホストクラブで指名を獲得するには、見た目だけでなく、楽しい会話が欠かせません。
一度指名したら変更できない「永久指名制度」だからこそ、お客様をつなぎとめるための工夫や努力が必要なのです。
「楽しかった!」「また来たい」と思ってもらえるような会話術を身につけて、どんどん売り上げを伸ばしていきましょう。
担当・ヘルプそれぞれの立場で気をつけたいポイントを解説します。
Contents
指名したくなるホストの会話術とは
ホストクラブで一番大切なのは見た目だと思っていませんか?
確かに見た目がお客様の好みであるかどうかは重要なポイントですが、指名の決め手として大きいのは会話です。
お客様の多くは指名のないフリーの状態で来店し、時間内に複数のホストから接客を受けます。
その10~20分程の短い時間のなかでインパクトを残し、「もっと話してみたい!」と思わせることが、指名獲得への第一歩です。
自分をアピールするのはもちろんですが、お客様を圧迫してしまってはいけません。
お客様に心地よく過ごしてもらえる気遣いができるだけで、楽しい会話にぐっと近づきますよ。
まずは丁寧な挨拶から
テーブルについた時の第一印象はとても大切です。
ホストクラブという特殊な空間であっても、相手はお客様です。
いきなりタメ口で話したり、偉そうな態度をとってしまうのはよくありません。
まずは丁寧な挨拶からはじめましょう。
「ちゃんとした人なんだな」という印象を与えることができれば、その後の会話も穏やかに進めることができますよ。
話題はお客様の身の回りから見つける
ホストの接客で大切なのは、お客様をよく観察することです。
お客様の服装や持ち物を見て、そこから会話を広げると、「自分に興味を持ってくれているんだ!」と喜んでもらうこともできます。
身につけているものにはこだわりがある方も多いので、そこからすきなブランドや趣味の話に発展させるのもよいでしょう。
質問攻めはほどほどに
特に、あまりしゃべらないお客様に対してやってしまいがちなのが質問攻め。
思いついたことをあれこれ質問してしまい、気付いたら一問一答形式になっていた!ということもあるでしょう。
質問をしていれば会話が成立しているようにも見えますが、あまり続くとお互い疲れてしまいますし、盛り上がりにも欠けますよね。
質問することを目的にするのではなく、答えからどう話を広げるかを考えてみましょう。
「はい」「いいえ」で答えられる質問から始めて、少しずつお客様の内面を知ることができる質問にシフトしていけば、どこかで掘り下げられる話題に行き着くでしょう。
お客様の表情や声のトーンに注意し、会話の糸口を見つけることが大切です。
ホストは指名されてからが勝負!
ホストクラブには「永久指名制度」があるので、一度指名されたら変更されることはありませんが、油断しているとお客様の気持ちはどんどん離れていってしまいます。
指名を獲得するだけでなく、繰り返し来店してもらうことではじめて、売り上げを伸ばすことができるのです。
一緒にいる時間が楽しくなければ、「また会いに行きたい!」とは思ってもらえません。
指名獲得をゴールと捉えず、お客様の気持ちに寄り添った会話を心がけましょう。
聞く姿勢を大切に
ホストクラブに来るお客様の大半は、話を聞いてほしいという思いを持っています。
愚痴や悩みを打ち明けたい時もあるでしょう。
そんな時、聞く姿勢を示せるかどうかは、お客様の印象に大きく関わります。
間違っても、「大したことない」「くだらない」などといった、相手の気持ちを軽んじるようなことを言ってはいけません。
悩み事に対しては、まずは相手に寄り添って共感を示してあげることが大切です。
「わかるよ」「大変だったね」という言葉だけでも、悩んでいるお客様にとっては力になります。
気の利いたアドバイスをすることよりも、まずはお客様のお話を親身になって聞いてあげる力が求められているのです。
なにかあった時の相談先として思い出してもらえるようになれば、継続的な来店にもつながりますよ。
デリカシーのない発言はNG
ホストクラブのお客様は女性が大半です。
年齢や容姿などに関するデリカシーのない発言には十分に気をつける必要があります。
特に容姿については、褒める場合でも慎重に言葉を選びましょう。
住んでいる場所や仕事のことなど、プライベートにずかずか踏み込んでしまうのもよくありません。
相手の立場に立って、言ってよいことと悪いことの区別をつけることが大切です。
もしもお客様の気分を害してしまったと思ったら、きちんと謝ることで誠意を示しましょう。
テーブルを離れる時にも一声かけよう
他のテーブルで指名されてしまったら、その場所を離れなければならないこともあります。
当然、担当のホストがテーブルからいなくなってしまうのは寂しいものです。
「ごめん、ちょっと行ってくるね」「○分後には戻るから」という言葉をかけるだけでも、受ける印象が違いますよね。
ホストクラブのシステムとして仕方のないことではありますが、「来なきゃよかった」と思われないための気遣いを忘れないようにしましょう。
ヘルプならではの会話術
ホストクラブには、担当ホストをサポートするヘルプという役割があります。
お酒作りやテーブルの片づけなどの雑務がメインになることが多いですが、最重要ミッションは、担当ホストがテーブルを離れている間の接客です。
ホストクラブでは、他のテーブルで指名が入ってしまった際、時間内であってもホストがその場を離れてしまうことがあります。
人気なホストであればあるほど、その時間は長くなってしまうので、お客様を残念な気持ちにさせないような会話を心がけましょう。
ここからは、ヘルプとしてテーブルにつく時の会話で気をつけたいことをご紹介します。
担当ホストの話をしすぎない
会話の流れで、担当ホストの話題になるのはよくあることです。
お客様のなかには、ヘルプから担当ホストの話を聞くことを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。
一緒に働いているからこそわかることがあっても、話しすぎには要注意です。
ホストにはそれぞれ戦略があって、すべてのお客様に同じ話をしているわけではありません。
場合によっては、あえて内緒にしていることや、お客様には知られたくないこともあるでしょう。
そうしてこれまで積み上げてきたものが、ヘルプの一言で崩れてしまうなんてことはあってはなりません。
担当ホストの話題が出た時は、慎重に対応するという意識を持っておきましょう。
しゃべってほしくないことなどを事前に確認しておくのもひとつの手ですね。
悪口を言わない
お客様のなかには担当ホストに不満を持っている方もいらっしゃいます。
それだけでなく、担当ホストを指名している他のお客様のことを気に入らないと思っている方も少なくありません。
お客様と一緒になって悪口や噂話で盛り上がってしまっては、戻ってきた担当ホストに気持ちよくバトンタッチができませんよね。
適度に流して話題を転換させることを心がけましょう。
担当がいるお客様へのアプローチは厳禁!
ホストクラブには、担当とは別のホストをヘルプとして指名できる「ヘルプ指名」という制度もあります。
そのため、担当ホストと同じくらいお客様と仲良くなっていることもあるでしょう。
どんな事情があったにせよ、担当ホスト以外がお客様にアプローチをすることは禁止されています。
友人としての連絡先交換ももちろんNGです。
たとえそのようなつもりはなくても、楽しませようとするあまり距離を詰めすぎて、「担当ホストを変えたい」と思わせてしまうのもよくありません。
線引きは非常に難しいですが、ヘルプとして接する以上は、お客様との距離感に十分注意しましょう。
ホストは会話で勝負!
ホストクラブには「永久指名制度」があるので、指名を受けた段階であぐらをかいてしまいがちです。
しかし、偉そうにしてばかりいると、お客様はいつしかお店に来なくなってしまいます。
指名をもらったら終わりではなく、ひとりひとりのお客様を大切にする意識を持つことが、売り上げアップにつながるのです。
楽しい会話を提供して、「また会いたい!」と思われ続けるホストになりましょう!
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