キャバクラで働くうえでは、接客だけでなく、お店に来てもらえるような営業を行う必要があります。
その手段としてよく使われるのがメールです。
お客様への営業メール、いつ、どんなふうに送ればいいの?
今回は、そんな営業メールのコツをご紹介します。
Contents
キャバクラ営業メールの目的
大半のキャバクラでは、お客様との連絡先交換が必須となっています。
ゲットした連絡先を使って、お客様とメールなどのやり取りをするのが、キャバクラでの営業というものです。
基本的に営業時間外の仕事となるので、お客様とのメールに消極的な方もいらっしゃるでしょう。
しかし、メールでの営業はキャバクラで働くうえで最も大切とも言われています。
そんな営業メールの主な目的は、お客様を次の来店につなげることです。
継続的に連絡をとってお店やあなたのことを思い出す時間を増やすことで、「また行ってみようかな」「次はいつも連絡をくれるあの子を指名しようかな」という気にさせることができます。
地道な作業ではありますが、集客・売り上げの面でも重要なお仕事なのです。
営業メールのポイント
お客様にメールを送る時は、お客様とのつながりを保つことを意識しましょう。
なかなかお店に来られないお客様とも適度に連絡をとっておくことで、「久しぶりにあの子に会いに行ってみるか」と、ふとした時に思い出してもらえる確率が上がります。
接客をしている最中はお酒が入っていることもあり、翌日にはあなたのことをあまり覚えていないかもしれません。
記憶から抜け落ちてしまうのを防ぐためにも、メールのやりとりは効果的です。
あとから解説しますが、来店後は「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めた「お礼メール」は必ず送るようにしましょう。
また、定期的に連絡をとっておくことで、お客様の好みや大体のスケジュールを把握することができるので、顧客管理にも役立ちます。
ここからは、具体的なメール内容や送るタイミングなどをご紹介します。
営業メールはいつ送る?
お客様によって、返信をもらいやすいタイミングが異なります。
様々な時間帯で試してみて、そのお客様にとってベストの時間帯を探してみましょう。
朝であれば、「お仕事頑張ってくださいね!」など、1日のはじめのエールをおくることができます。
お昼はお客様も仕事モードなので連絡しない方がよい場合もありますが、もしかしたら「仕事終わりにどこかに飲みに行きたいな」と考えているかも!
何気ない連絡で、あなたのお店を思い出してもらいましょう。
送る曜日・時間を決めすぎるのはNG?
キャバクラでのお仕事が落ち着いてくると、「大体このくらいの時間に連絡するのが効率的だな」ということがわかってきます。
「毎週○曜日の○時はメールを送る時間にしよう」というふうに、生活サイクルのなかに組み込んでいく方もいらっしゃるでしょう。
しかし、メールを送る曜日や時間を決めすぎてしまうのはよくありません。
機械的な印象を持たれてしまいますし、営業感がより強くなってしまいます。
定期的に送ることにこだわるのではなく、ここぞという時に思い出してもらえるようなアプローチを心がけましょう。
出勤する日の連絡は逆効果?
来店につなげるための連絡ならば、出勤日が効果的なように思えますよね。
しかし、出勤日の連絡は「営業をかけてきているな」と思われやすいタイミングでもあります。
ある程度キャバクラというお店のシステムに理解のあるお客様であればよいですが、1度訪れただけの方であれば、不愉快に感じてしまうこともあるかもしれません。
せっかくの出勤日、1人でも多く集客したい気持ちはわかりますが、毎回「出勤してるよ!」という連絡をするのは避けた方がよいでしょう。
営業メールの内容
キャバクラでの営業メールは、普通の飲食店のメルマガとは違い、クーポンやお得な情報を提供するわけではありません。
それどころか、直接「お店に来て」と言うこともあまりおすすめではないとされています。
営業感を出さずにお客様をつなぎとめながら、ここぞという時には来店・指名してもらえるようなテクニックが必要です。
キャバ嬢さんたちは、お客様とメールでどのようなやりとりをしているのでしょうか。
来店後はお礼のメール
お店に来てくれたら、お礼のメールを送りましょう。
形式的な言葉だけでなく、「今日はありがとう!釣りの話、とても楽しかったです。また聞かせてくださいね!」など、その日話した内容を含めた感想を伝えると特別感が出ます。
長文になりすぎるのはよくありませんが、自分とその人にしか分からない話題に触れるなど、工夫をしてみましょう。
近況報告
普段のメールの内容は、「今○○してるよ」など、ちょっとプライベートをのぞかせるようなやりとりがよいでしょう。
あまり細かく送るとうっとおしく感じる方も多いので、どのくらいのペースがよいかお客様ごとに探っていく必要があります。
また、「今日、ゴルフに行くんですよね?頑張ってきてくださいね」など、お店でのやりとりやお客様のスケジュールを覚えておくことで、特別感を演出するのも効果的です。
大型イベントへのお誘い
お店で開かれる様々なイベントは、集客そのものが仕事になるとも言え、メールでの営業が重要になってきます。
誕生日などの大きなイベントの際には、直球で「お店に来てほしい」と伝えるのもOKです。
ただし、ある程度の関係性ができていないと、営業感の強いメールにストレスを感じてしまうこともあります。
イベントの日取りを逆算し、関係性を築いておきましょう。
営業メールの工夫・注意点
返信しやすい言葉を投げる
メールでのやりとりは長ければよいというものではありませんが、一方通行になってしまうのは悲しいですよね。
お客様とメール上でもコミュニケーションをとるために、疑問文を付け足すなど返信しやすい内容にする工夫をしましょう。
その日の自分の予定を送るだけでは、「だからなに?」で終わってしまいます。
「あなたに興味を持っていますよ!」というアピールにもなるので、疑問文への返信をきっかけにしてプライベートに一歩踏み込んだやりとりにつなげましょう。
名前を呼ぶ
メールの文面のなかに、お客様の名前を入れておくと効果的です。
誰にでも共通するような内容で、相手を特定するような呼びかけもない場合は、一斉送信のような印象を持たれてしまいます。
挨拶ひとつでも、「○○さん、おはようございます!」と名指しをすることで、特別感がアップします。
連絡NGの時間帯を聞いておく
お客様とのやりとりを始める前に、連絡NGの時間帯を聞いておくとのちのトラブルを回避できることが多いです。
お客様には、仕事中や家族と過ごす時間など、キャバクラから連絡が来てしまうのは都合の悪いタイミングもあります。
そのような時間に何度もメールが来たら、最悪の場合、受信を拒否されてしまうかも…。
営業はもちろん大切ですが、お客様の事情に配慮することを忘れないようにしましょう。
愚痴・悪口は避けよう
日々のお仕事のなかで、愚痴を言いたくなることもあるでしょう。
しかし、お客様はあくまでお客様。お友達ではありません。常に線引きを意識しておくことが大切です。
「疲れた」「つらい」などの愚痴は、少しならよいかもしれませんが、一方的にマイナスの感情を押し付けられるのは嬉しいものではありません。
ましてや、他のお客様の悪口は言語道断です。
「昨日のお客さんは最悪だったけど、○○さんは素敵です!」などと言うと、一見やりとりをしているお客様を持ち上げているようですが、「自分もどこかで悪口を言われているかも…」と思われてしまうかもしれません。
たとえ相手を褒めるためだとしても、なにかをけなすような方法はやめておきましょう。
長引きすぎにも要注意
メールでお客様をつなぎとめておくのは大切ですが、やりとりが長引きすぎるのも考えものです。
メールだけで満足して、お店に行こうという気持ちになってくれないかもしれません。
また、キャバ嬢のあなたにとっても、ひとりのお客様に時間を割きすぎると、他のお客様への営業や自分のプライベートな時間が圧迫されてしまいます。
それに、明らかにお店に来る気がないようなお客様とのやりとりは、ムダな労力になってしまうかもしれません。
そのため、あまりにもやりとりが長引いてしまう場合は、切り上げる方法も考えておく必要があります。
厄介なお客様の場合は、お昼は働いていて連絡をとれないことにするなど、多少の嘘を交えて対策するのも手でしょう。
仕事の一環として必要なものではありますが、そのために日常生活に負担がかかるようであれば、改善できる方法を考えてみてください。
営業メールを上手に使おう
キャバクラにおいてメールでのやりとりは重要です。
お店や、キャバ嬢であるあなた自身のことを印象付けるためのツールとして上手に使いましょう。
また、メールでの営業は大切な仕事ですが、プライベートな時間を圧迫しがちなものです。
最初は大変かもしれませんが、うまくバランスをとれるよう、時間の使い方も工夫しましょう。
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