ホストクラブには4種類の指名方法があります。
なかでも、売り上げを左右する本指名は、一度指名したら変更できない「永久指名制度」が適用されることが知られています。
今回は、ホストクラブでの指名を種類ごとに解説し、獲得するためのポイントをご紹介します。
Contents
種類別!指名獲得のポイント
ホストクラブには、4つの指名方法があります。
- 本指名
- 場内指名
- ヘルプ指名
- 送り指名
指名の種類によって、獲得の方法やその後のアプローチが変わってきます。
本指名
一般的に「指名」と言われているものがこの本指名で、一度選ぶと変更できない「永久指名制度」が適用されています。
本指名を獲得したホストはそのお客様の「担当」となり、来店の度に接客を行うようになります。
本指名の注意点
本指名の場合、一度獲得してしまえばその後「担当」を変更されることはありません。
そのため、とにかくはやく本指名がほしい!と思ってしまうのは当然のことでしょう。
本指名獲得のために焦ってしまうのは分かりますが、お客様の気持ちに寄り添うことを忘れてはいけません。
一度選んでしまうと変更ができない本指名。お客様にとってはそのホストクラブを楽しめるかどうかを左右する大きな決断です。
無理に本指名をさせてしまうと、「自分で選んだ感」がなくなってしまい、次回以降の来店のモチベーションが下がってしまいます。
せっかく指名してもらっても、お店に来てもらえなければ売り上げアップにはつながりません。
慎重に選びたいお客様の気持ちを踏みにじってしまわないように、強引な誘導には注意しましょう。
本指名までのプロセス
初回来店で本指名を決めてしまうお客様はほとんどいません。
まずは複数のホストの接客を受けてみて、お気に入りのホストを探すという流れが一般的です。
強引に指名を促すのではなく、お客様のタイプに合った接客ができるか工夫してみる方が心を掴みやすいでしょう。
「居心地がよい」「もっと話したい」と思わせることができれば、この後に解説する送り指名や場内指名につながって、いずれは本指名をしてくれるかもしれません。
一度目の接客で本指名につなげようとするのではなく、送り指名、場内指名…と段階を踏むくらいの大きな気持ちで挑みましょう。
場内指名
場内指名は、店内に入ってから気になるホストを指名することを指します。
初回、もしくは2回目以降でも本指名がいないお客様が行う指名です。
指名がない場合は、複数のホストが10~15分ごとに交代しながら接客します。
そのなかで気になるホストがいた場合、場内指名をすれば、他のホストに交代することなく時間いっぱいテーブルについてもらうことができる、ということです。
場内指名をもらうには
場内指名を獲得するには、短い時間のなかでお客様が求めるホスト像を掴めるかどうかがカギとなります。
自分のことをアピールして記憶に残ることは大切ですが、それだけでは「自己主張が強いな」という印象だけが残ってしまいます。
かと言って、お客様の話を聞くだけでは複数のホストのなかに埋もれ、思い出してもらえません。
接客できる時間が限られているので難しいですが、お客様の様子を観察しながら、好みの接客スタイルを探ってみましょう。
居心地のよい空間の演出と、記憶に残るインパクト。この2つを両立できれば、場内指名獲得へ近づくことができます。
特に、初回来店での場内指名は無料でできる場合も多いので、楽しく会話ができたと思ったら「指名して!」と言ってみるのも作戦のうちですよ。
場内指名のその後は
場内指名を獲得したら、本指名まであと一歩です。
まずは時間いっぱい楽しく過ごしていただくことに集中しましょう。
本指名につなぐためには、どんなものがすきなのか、どんな話題だと盛り上がるのかなど、お客様の好みを研究しながら話すことを意識するのが大切です。
お客様と連絡先を交換するのも忘れないようにしましょう。
場内指名の段階では、まだ「担当」になったわけではないので、他のホストもそのお客様の連絡先を持っている可能性があります。
なかには指名なしの状態で複数回来店し、その度に違うホストを場内指名して吟味する慎重派もいるので油断はできません。
そんななかでも選んでもらえるように、本指名を獲得するまではしっかり連絡をとり続けておくとよいでしょう。
ヘルプ指名
ホストクラブは、担当のホストとは別に、お酒の準備やテーブルの片づけなどを行うヘルプが一緒にテーブルにつきます。
大抵は手が空いているホストがつきますが、ヘルプにつくホストを指名することもできます。それが、ヘルプ指名です。
ヘルプ指名をもらうには
新人の間は指名がない状態がしばらく続くので、仕事といえば先輩ホストのテーブルでのヘルプ業務がほとんどです。
雑用のように感じてしまうかもしれませんが、ヘルプの仕事ぶりはテーブルにおいて案外重要な役割を担っています。
まずは、担当ホストとお客様の時間を邪魔しないことが第一です。
お酒作りなどテーブル周りの雑務をそつなくこなして、2人の会話に水を差さないようにしましょう。
さらに重要なのは、担当ホストが他のテーブルから指名されてしまった際の対応です。
担当ホストが席を離れている間、お客様のお話し相手になることもヘルプのお仕事。近すぎず遠すぎない会話で退屈を紛らわせてあげられるかどうかが問われます。
ヘルプとの距離感にはお客様ごとに好みがあり、担当がいない間はそっとしておいてほしい方もいれば、たくさんおしゃべりしたい方もいます。
お客様に合った対応ができれば、「次もヘルプについてほしい!」と思ってもらえるでしょう。
ヘルプ指名を活かすには
基本的には担当がいるお客様のテーブルにつくことになるので、よほどのことがない限り本指名にはつながりません。
ただ、ヘルプ指名にもバックが設定されていることがあるので、少額ではありますがお給料アップにつながります。
これだけ聞くと、ヘルプ指名にはあまりメリットがないようにも思えますね。
しかし、本指名ホストがいるお客様がお友達を連れて来た場合はチャンスです!
「本指名ホストがいるお客様のお友達(ナイトワーク用語で「枝」)」は、基本的には初回来店で指名ホストはいませんよね。
その際にヘルプ指名を受けてテーブルについていれば、「枝」のお客様の目に留まり、本指名につながることもあるかもしれません。
お客様と良好な関係を気付いていれば、お客様自身がお友達におすすめしてくれることもあるでしょう。
どんなにささいな仕事でも、見てくれている人はいます。
ヘルプだからといって気を抜かず、丁寧な仕事を心がけましょう。
送り指名
送り指名とは、帰り際にドアまで送ってくれるホストを選ぶことができるというものです。ほとんどのお店では初回来店時のみの特典となっています。
指名料やバックが発生しないため、その場ですぐに売り上げに反映されるわけではありませんが、送り指名をもらえれば本指名はすぐそこです!
送り指名をもらうには
お客様が帰る際、ホストを全員退席させた状態で、ボーイ(内勤)が送り指名したいホストを聞きます。
つまり、ホストがその場で指名を促すことはできないということです。
そのため、「今日の接客のなかでの一番」としてお客様の記憶に残ることが大切です。
場内指名をもらう際のポイントと同じく、居心地のよい空間の提供とインパクトを残すことを意識するとよいでしょう。
送り指名は本指名の一歩手前?
送り指名をもらえたからと言って、次回は本指名をもらえるという確証があるわけではありません。
ただ、送り指名を獲得したホストが次回来店時から本指名になっているパターンが多いことも事実です。
送り指名に選ばれたら、お礼を言い、笑顔で送り出してあげましょう。
お客様のタイプにもよりますが、選んでくれた理由を聞いてみると、その後の戦略も立てやすいかもしれません。
送り出してすぐ、もしくはその日のうちに連絡をとることが大切です。
お店にもよりますが、自分以外のホストとも連絡先を交換している可能性があります。
少なくとも、「その日一番のお気に入り」として選んでもらっているという自信をもって次につなげましょう。
本指名だけが指名じゃない!
ホストクラブの指名には「永久指名制度」があるため、本指名のホストを決めるまでに時間がかかる場合があります。
どんなチャンスも逃さないような押しの強さも大切ですが、そればかりではよい結果にはつながりません。
ホストクラブを楽しみたいお客様の気持ちを尊重し、納得がいく選択ができるよう、余裕をもって接客することを心がけましょう。
送り指名、ヘルプ指名など、すぐに結果につながらないものにも真面目に取り組んでいれば、振り向いてくれるお客様が現れるはずです。
なかなか本指名を獲得できなくても焦らず、目の前のお仕事にまっすぐ取り組みましょう。
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